笑う経営 平成25年1月

自分の壁

warau201301美容院を変えたのをきっかけに髪型を変えてみました。自分がいいと思う髪型ではなく、美容師さんに全部お任せし、自分は一切注文を出しませんでした。というのも、ファッションや髪型は自分の好みを出してはいけないと言われたからです。自分がいいと思うことと、他人からみていいと思うことは違うからです。そして、服装、ヘアスタイルは主に他人が見るもの、他人から見られるものです。

できあがった髪型は、以前よりだいぶ短くなってしまいました。自分としては慣れていないせいか、これでいいのか、似合っているのか、今一つしっくりしませんでしたが、これがなかなか評判がいいのです。似合ってる、若く見える(ってことは本当は若くない?)モダンだね、など、なるほど結構ほめられました。自分がいいと思っていることと、他人から見ていいと思うことは違うっていうことを知っておくことは重要です。

他人から見ていいお店、いい会社、でありたいものです。いい仕事してるねって、お客様からいっていただけたら最高です。

さて、新しい年を迎えると、気持ちも新たになり、「今年こそは」と、変革を誓ったりしませんか?でもなかなか自己変革はできないものです。気が付くとまたいつものパターンを繰り返している自分がいます。変革ができないのは、自分の壁を破ることができないからです。

では、どうしたら自分の壁を破ることができるのでしょうか?

一番簡単な方法は、自分の考えを出さずにやってみることです。例えば、セミナーや本、教材などを買ってそのとおりにやってみる。先生を見つけられれば、先生の言うことに従ってみるのもいいでしょう。

たとえば、プロ野球の選手になりたいといっても、自分の考えだけでやっていてはまず不可能です。しかし、ある人がいて、その人があなたと同じくらいの素質の人をプロ野球選手に育てたことがあるとします。

もし、その人が
「私の言う通りにやったら、あなたはプロ野球の選手になれます」
といったらどうでしょう?

自分の殻、自分の心の壁を破るには、まずは自分の考えを出さないことです。一回全部自分を捨ててみて下さい。自分を捨てるとは自分の見方ではなく他人の見方を優先させてみるということ。自分の願いも沈黙させましょう。そうしてスタートラインを変えるのです。

warau201301-2フィギュアスケートでも、一流の選手には必ず一流のコーチがついています。世界チャンピオンになるボクサーには、目の前に世界チャンピオンになった人がいるといいます。最初に世界チャンピオン級の選手にコテンパンに打ちのめされれば、練習のスタートラインが違ってきます。練習方法も全部変わってくる。チャンピオン級レベルの選手になるための練習になります。

心というのは、このレベルに上がろうと思うことは今でもできる。しかし、本当にそうなるには、今までの自分では無理です。今までの考え方、今までの行動パターン、今までのやり方では無理です。まずそれをはずしてから行動することです。

「営業成績をあげるために自分が変わらなくては、と思っても、なかなか自分を変えることができない・・・」

そう悩む方に限って、どうすればよいのかと自分ひとりで考えていたりするものです。その考えている自分を捨てることでスタートラインが変わり、行動が変わってきます。

もし、今、大成功しているなら、その自分で何も問題ありません。もし、今、そうでないなら、古い自分を一回捨てる必要があるわけです。古い自分は2012年とともにさよならしましょう。

100億円企業より100年企業に学べ!

10年存続する企業は10%、
 30年存続する企業は何と0.2%、

と言われる程、事業を継続させることは容易ではありません。そんな中、100年続く企業は何が違うのか?なぜ事業が継続され続けているのか?特に昨年は、これまで日本の高度成長を支えてきた、超優良企業が軒並み苦しんでいます。大赤字、大量リストラ。日本を代表する企業が苦境に陥ってます。

そんな中において、「老舗企業」が改めて見直されるべきです。なぜなら、老舗企業は長い間、幾多の困難を乗り越え、今もなお存続し続けているからです。

100年前と言えば、1912年。この100年で日本は、

▼関東大震災(1923年)

▼第二次世界大戦(1941年)

▼伊勢湾台風(1959年)

▼阪神淡路大震災(1995年)

そして、

▼東日本大震災(2011年)

という未曾有の大困難を経験しました。当然、それ以外にも経営危機はいくつもあったでしょう。

松下幸之助は、
「うまくいってる会社はうまくいくようにやってるし、うまくいってない会社はうまくいかないようにやってる」
と言いましたが、彼らが代々受け継いできた、事業継続の秘訣の中にこそ、この不況下、先行き不透明な時代を生き抜くヒントが詰まっていると思いませんか。なぜ彼らは100年以上も事業が継承させ続けることができたのか?なぜ100年以上も続くのか?

株式会社亀屋は創業229年。現在8代目。埼玉県は川越市に本社を置く和菓子屋です。資本主義の父である渋沢栄一の言葉、

「右手に算盤、左手に論語」

に代表される「道徳経済」を徹底してきました。しっかりと信頼を得られる商品を提供し、利益を出して、その一部を社会に還元する。

現代表の山崎社長も、祖父(6代目)から、代々そのようにして事業を継続して来たと教わってきたそうです。

業績が傾いた時、苦しい時、(そうでなくても)家業を「私物化」してしまいがちです。亀屋の地元である埼玉の川越には、非常に多くの老舗ファミリー企業があったそうですが、そのほとんどは、家業を「食い物」にして潰れていったそうです。

「会社は公器」とは松下幸之助氏の言葉ですが、まさにその公器たる役割を愚直に徹底することこそが、事業存続の重要なポイントであると分かります。

「営業活動は社会の公器」

私利私欲に走らずに常に100%お客様の立場に立てば、必ずその営業マンは繁盛する。ビジネス自然の摂理ですね。

「大きくなるより、永続き」を目指しましょう。

冬の健康管理

冬になると毎年インフルエンザが大流行というニュースを聞くにつけ、現代人は免疫力が低下しているのでは?と感じます。インフルエンザの猛威というより人々のインフルエンザに対する抵抗力が落ちているのではないでしょうか?

予防接種を打っているから安心と生活習慣が乱れていては意味がありません。薬に頼る姿勢も考え物です。日常生活で常に免疫力を高めておくことが重要なのです。

最近はノロウイルスにより亡くなる方が出てきている状況です。特に免疫力が低下しているお年寄りや子どもがかかる率が高く、重症になりやすいようです。インフルエンザも同様に免疫力が低下している人ほどかかりやすいものです。体温が1度下がると免疫力が30%も低下してしまうのです。手洗い、うがい、鼻呼吸(口呼吸は禁物!)お風呂でじっくり体を温め、塩分はしっかり、糖分を控え、夏野菜や南の果物は食べないように。

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